オーストラリアの子供の誕生日会は、家族や友達が集まってお祝いすることが一般的のようで、我が家もお誘いが多くきます。天候が良ければ公園や自宅の庭で開催されることもあります。私は日本で自分の誕生会も子供の誕生会も開いたことがなかったので、こちらで多くの誕生日会に参加して、色々勉強になりました。
我が家のお誕生日会のスタンス
オーストラリアに移住をし、子供の誕生会に何度となく招待されてきました。こんなに毎年毎年自分たちのお誕生日会を開催するなんて、ちょっと信じられないんですけど!というのが私の率直な感想です。子供だけではなく、職場でもお誕生日をお祝いして、自分で部署の人たちにケーキを振る舞っている人を何度か見たことがあります。
自分の子供には、今まで1度も誕生会をしたことがありませんでしたが、小学校最後の年となるYear6に誕生パーティーを開き、お友達を招待することになりました。備忘のために準備したこと、これまでの思い出などを記録しておきたいと思います。
これまで、お誕生日会を開かずにいました。子供は自分も他の子のようにお誕生日会を開きたいと言っていましたが、あまりに面倒そうなで、子供に我慢してもらっていました。しかしYr6となり来年はお友達とお別れする事になる前に仲が良いお友達を招待したいと、上の子が訴えてきました。これまで我慢させてきたので、最後に開く事を了解しました。
招待のされ方
学校などの共同生活を始めると、子供が先生から渡されたと言って、招待状(カードやフライヤー)をもらって来ます。そこに場所、日時と連絡先が書いてあります。知っている子供のお誕生日会であれば良いのですが、お友達かどうかよくわからない状態でご招待があったりするので驚きました。子供に友達かどうか確認をすると、いや別にーという反応。そのような場合には迷わず不参加としていました。移住当初は車を所有していなかったため、遠い場所で開催される誕生日会には参加できませんでした。仲が良いお友達のお誕生日会にはGo GetというCar Shareを借りてまで参加をしたこともあります。なぜか上の子の周りには9月生まれの女子が多かった!9月は毎週のように誘われ、同日に、午前と午後と2つの誕生日会に行くこともありました。すると、午前も午後もほぼ同じメンバーが来ていたりして、なんてみんな付き合いがいいんだー!と驚きました。
誕生日会の準備は、基本的に以下のようなものがあります。
1. 招待状
招待状はWhatsupやEmailなどでご連絡が来ます。特にオーストラリアでは、親がSNSやメールを通じて招待状を送ることが一般的ですが、紙の招待状を学校の先生にお願いして、子供が学校でもらってくることもあります。
2. 場所とデコレーション
パーティーを自宅で開催するのは、稀な気がします。また公園などの公共の場所でのパーティーもありますが、予約は激戦のようでしたし、普通の公園では天候が読めなかったりで、外でのお誕生日会のお誘いを受けたことはありません。公園のピクニックテーブルを陣取るのは大変だなーと思います。風船で飾ったりするのが多いようです。
4. 食べ物とケーキ
ケーキは特に大事で、誕生日ケーキはその子の好きなキャラクターやテーマに合わせて作られることがよくあります。例えば、特注でポケモンやMinecraftのケーキを見たことがあります。いくらぐらいするのでしょうか。また、ドロップオフやピックアップをした親用にサンドイッチなどの軽食やポップコーンなどのおやつも準備しています。
- サンドイッチやピザ
- フルーツ(特にオーストラリアでは季節のフルーツが好まれます)
- スナック(チップス、ナゲット、クッキー)
- 飲み物(ジュース、水、リプトンなどのお茶類)
我が家はお誕生日会をするイベント会場にケーキやスナックを事前オーダーしておきました。その他持って行ったものとしては、水、炭酸水、リプトンのお茶のペットボトルを用意しました。また、いらないかな?と思っていた、フルーツをタッパーに入れて持っていきました。テーブルに置いて食べる?と聞いたところ、生簀に魚の餌を撒いた時にように、子供達がワッサーと群がったのはとても印象的でした。チョコレートやクッキーなどのお菓子を食べるのではなく、季節のフルーツをより食べるオーストラリアの子供達。とても健康的で素晴らしいな、恵まれているなと思いました。次にお誕生日会をする際は、もっとフルーツを準備しないといけないと思います。
5. アクティビティとゲーム
誕生日会では、子供たちが楽しめるアクティビティやゲームが欠かせません。
参加したものとしては、
- 室内遊園地のようなもの(小さなメリーゴーランドがありました)
- ジムナスティック、アスレチック
- Timezoneなどのゲームセンター
- ボーリング場
- VR(Primaryの高学年になると多くなりました)
知り合いの中に中華系でお嬢さんが超お嬢様学校に行っているご家庭があります。その子のお誕生日会の写真を見せていただいたことがあります。お誕生会は会場はクルーズ船でした。貸し切ったそうです。子供のお誕生日でクルージング。。。大人のお誕生日ではないのです。招待されたお子さんたちのご両親も乗船です。子供がバイオリンを弾いたり、ロリーバックは、K-martのものではなく、自分の娘の名前の入ったオーダーもののキャンディーなどでした。一体いくら掛かったんだろう!すごい世界がすぐそこにあります。。。
6. プレゼント
誕生日の子供にはもちろんプレゼントが必要です。オーストラリアでは、子供たちが他の子供たちからプレゼントをもらうことも一般的です。ギフトは、年齢や好みに合わせて選ばれます。例えば、おもちゃや本、ゲームなどが人気です。Dymockのギフトカードなどもありました。こういうのもありです。お母さんに、誕生日のお子さんの好みを聞いたり、欲しいものを聞いてみるのもありかもしれません。我が子のお誕生日会ではぬいぐるみをとても多くいただきました。
8. パーティーの記念品
最後に、パーティーを終わるときには、子供たちに「パーティーバッグ・ロリーバッグ」を渡すことが一般的です。中には小さなおもちゃやキャンディー、ステッカーなどが入っています。これもオーストラリアではよく見られる習慣です。fidget toyなど全く必要なさそうな小さなおもちゃがたくさん入っています。K-martで買ってくるものが多いようです。
まとめ
オーストラリアの子供の誕生日会は、頻度は多いです。ほぼ毎週のように週末はお誕生日会となります。招待をする場合は、場所の決定や飾り付け、アクティビティ、食べ物など、準備が多岐にわたりますが、子供たちが仲良く楽しんで過ごせたことが良かったと思います。
コメント